怒髪天・増子 物申す 第二十四回
さて、今回も引き続き、増子直純が発表する2008年の漢字。
前回、「芽」「痛」「妊」という3文字が並びましたが、今回はズバリ、労働の「労」!
ニュー・シングル『労働CALLING』と今の日本の労働者について、増子が論じます!
労
ワーキングプアという言葉があるけど。
これに当てはまる年収のボーダーラインを調べたら。
俺、ずっっっっとワーキングプアだった!
なめんな!
俺、貧乏だったの?ってビックリしたんだよ。
ニュースを見ていると、内定取り消しとか。派遣社員カットとか。
ほんと、ありえない。
働かずして貧乏なのはしょうがないけど。
働いても貧乏ってありえないよね。
労働者が虐げられている今の日本は、未来がないぞ。
こないだ、俺、朝10時から地下鉄乗って仕事行ったんだけど。
朝の地下鉄のラッシュ、ただごとじゃない!
心が折れるよ。
俺は、地下鉄の中でアワアワしているしかなかった。
わ~っと人が流れて、あ~っと人が押し戻されて。
俺、今、すごいポーズだなぁ、と思いながら、
「すいません、すいません」ばっかり言ってたんだよ。
ああいう風景を見ると、労働者はもっと敬われるべきだよな。
そういえば、撮影で朝10時に豚骨ラーメン食ったら、めちゃめちゃ具合が悪くなった。
みんなも朝10時のラーメンはダメだよ。注意しよう。
俺、去年は60日以上連続で休みがないぐらいよく働いた。
60日のうち、1日半フェリーで移動した日だけ仕事しなかったけど、
酔い止め薬飲んで寝ちゃってるから、結局遊んでないんだよね。
怒髪天のニューシングルのタイトルは『労働CALLING』。
まさに、今、言わなくちゃいけないことを言った曲。
「こんな日本に誰がした」
俺もさんざん働いてきて、働けど働けどの辛さは分かってる。
だからこそ、ワークソングを作りたくて作った曲。
ギターはメタルでリズムはポルカ。
歌詞に出てくる「ウンガラガッタ」は、意味ない。
「ウンジャラゲ」とか「スーダラ」とか「えんやぁとっと」とか「ええじゃないか」と一緒で、ただの掛け声なんだよ。
働く者が感じる大きな車輪とか、コピー機の音とか、がむしゃらな感じをイメージした言葉。
意味がないことがいいんだ。
「ウンガラガッタ」は「ウンガラガッタ」。それだけ。
一瞬、タイトルも「ウンガラガッタ」にしようと思った。
ジャケ写は、「ザ・クラッシュ」の「ロンドン・コーリング」へのオマージュ。
ロンドンに呼ばれているんじゃなくて、毎朝、みんな労働に呼ばれているから「労働コーリング」。
間違って訴訟になれば面白いんだけど。
世界的にバカがいることを証明したいよね。
ジャケ写は手足の長いモデルさんにやってもらって、新潟で撮影した。
振り下ろしてるつるはしも、今はなかなか売ってないらしくて通販で買ったんだって。3千円で。
~to be continued~
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